ハーメルン

イントロダクション

坪川組からのメッセージ

はじめに、東日本大震災、および各地を震源とする地震により被災された皆さまに、心からお見舞いを申し上げます。
また、この度は撮影時期の延期によりご心配をおかけして大変申し訳ございません。

今まで皆様のご支援に大きく支えて頂いてここまで来た「ハーメルン」は、ご存知のように、気象の影響により当メインシーンの撮影を、初予定していた昨年10月から2011年春に延期して、福島県奥会津地方をメインに福島県内でおこなう予定でした。
その後3月に東日本大震災があり、やむなく改めてのスケジュール調整をしておりました。
ただし、風景風物の撮影については、2010年10月末より今春にかけて随時行なっておりました。

そしてこのたび、メインシーンのロケを10月内に開始する予定で準備に入ることとなりましたので、まずは お知らせいたします。そして、最終の検討・調整が終わりましたら、改めてご報告いたします。

本作品の舞台である奥会津の美しい景観を、日本中、そして世界に発信できるように、スタッフ一同がんばってまいります。今後ともハーメルンへの応援を、何卒よろしくお願いいたします。

ハーメルンとは「幽玄川霧」只見川電源流域振興協議会提供

ハーメルンとは・・・

映画『ハーメルン』というタイトルは、グリム童話などで有名な「ハーメルンの笛吹き男」から取られています。この童話は、13世紀に中世ドイツの町「ハーメルン」で、130人の子供達が町から忽然と姿を消した、という実際に起きた事件が基になっています。

現在の日本も、かつてのハーメルンのように、全国の小さな町や村から若者の姿が消え続けています。町から若者が消えるということは、その土地に持つ「記憶」が消えること、蓄積された思いを次世代へ伝える術が失われていくこと、に他なりません。

このような喪失の時代に警鐘をならす!!それ程の意気込みを持ってこの映画に取り組んでいます。

喰丸小学校

映画「ハーメルン」撮影始まる!

平成22年10月!
福島県 昭和村『旧喰丸小学校(廃校)』で映画撮影が始まります!!
映画『ハーメルン』の製作にみなさんの「お力」をおかしください。

※「旧喰丸小学校」は昨年解体の予定でしたが、坪川監督の熱意により映画撮影終了までに解体を延期しています。

《マスコミのみなさまからのお問い合わせ先: hamelnpr@auone.jp

あらすじ

喰丸小学校2

ある村の廃校に、その学校の元校長先生が1人で暮らしていた。元校長先生は、もう使われることのない校舎を修繕しながら静かに日々を過ごしており、その小学校の校舎は、解体されることになっていた。

ある日、かつてこの小学校で学んだ男・野田がやって来た。野田には、誰にも言えない秘密があった。それは、野田がその学校に通う小学生だった時、担任の綾子先生の大切な【カラクリ時計】を盗り、閉校式の日に生徒たちがそれぞれの宝物を入れて校庭に埋めた【タイムカプル】に、こっそり【先生のカラクリ時計】を入れたこと。
大人になって村にやって来た野田に、校長先生は「タイムカプセルを埋めた場所を覚えていないか?」と聞き、その日から2人はタイムカプセルを探し始めた。同級生達はタイムカプセルを埋めた事すら忘れており、どうしても探し出せない。

そんな中、村の老人施設で寝たきりの状態になっていた綾子先生が、隣町の大きな病院に移ることに。
娘のリツコに付き添われて大きな病院に移る道すがら、綾子先生は学校に立ち寄る。綾子先生は校庭を見渡し、小さく呟いた。「あの子達、どこへ行ったんでしょうねぇ」。その時・・・・

キャスト紹介

西島 秀俊
西島 秀俊
Nishijima Hidetoshi
役名:野田
倍賞千恵子
倍賞 千恵子
Baisho Chieko
役名:リツコ
坂本 長利
坂本 長利
Sakamoto Nagatoshi
役名:校長先生
風見 章子
風見 章子
Kazami Akiko
役柄:綾子先生
ほか、守田比呂也、水橋研二、塩野谷正幸、小松政夫らが出演

坪川監督インタビュー

世界に愛される才能、坪川拓史。

坪川監督インタビュー1
ふくラボ!: 今回の映画の撮影場所を決めるまで、かなり時間がかかったとお聞きしたのですが?
坪川監督: あちこち廃校を見て回って2年近くですかね。「廃校に暮らしている元校長先生の話」という設定は決まっていたんです。そして、自分の中で「校庭に1本大きな樹がある」という画も勝手に決めてしまっていて…。そういう場所を全国80カ所くらい探したんですが、何処にもないんですよ。そして、どうやって辿り着いたか思い出せないんですが、気がついたら喰丸小学校の前にいて。
校庭に立派な銀杏の木があって、しかもまだ校舎が綺麗なんです。廃校になって30年も経っているとは思えない。「あ、ここだ。」って感じました。中に入れてもらったら、ガラスも昔のままで、廊下も綺麗。見えないけど、まだ誰か主がいらっしゃる気がするくらいなんです。
福島県は、縁もゆかりもない土地だから、まるで導かれて来た感じ。雪が溶けたらこの小学校を取り壊すって話を聞いて、教育委員会の方と昭和村の村長さんに「ちょっと待ってください」とお願いをしたんです。
最後の運命を一緒にしているっていう感じになりますね、喰丸小学校と。
ふくラボ!: 撮影場所が昭和村に決まってから、福島の印象は変わりましたか?
坪川監督: 昔、五色沼に行って諸橋近代美術館に行ったくらいしか福島には思い出がなくて。最近は妻に疑われるくらい毎週足を運んでいるんですが(笑)、こんなにいい所だったのか!って本当に思いますね。この良さを知らない人みんなに教えてあげたくて、バンド(※監督がアコーディオン奏者として活躍する「くものすカルテット」)のメンバーを連れてきたりしています。
今回出演していただく倍賞千恵子さんも会津にゆかりがあって、「会津イイ所だよ」って話を聞いて、この良さを知らなかった自分が悔しくて、それを今、一生懸命取り返している感じですね(笑)。

福島で撮るということ

現代の社会は、弱いものを切り捨てる時代。
先達を敬わず、地方を切り捨て、過去から何も学ばない時代。
急速なデジタル化と、それに伴って情報だけが溢れる世界。
その一方で、人々は益々孤独になっている感が拭えません。
インターネットによって、世界中の顔の見えない相手とは容易に繋がれるのに、手で触れられる身近なものとは繋がれなくなってきている昨今。

福島の歴史を知れば知るほど、常に時代の波に翻弄されながらも、間違っている事に対しては、圧力に屈せず断固として、否の声を挙げ続けてきた土地柄だと知りました。
歴史と共に生き、土地の記憶を大切に想い、寄り添ってきた人々。

その福島の地から、この『ハーメルン』を発信したいと強く願うようになりました。

映画監督 坪川拓史

坪川拓史監督プロフィール
坪川拓史
Tsubokawa Takushi
1972年 北海道に生まれる。
舞台俳優やアコーディオン奏者として活動する。
1995年 『十二月の三輪車(8mm)』
2005年 9年という長い歳月をかけた長編第一作『美式天然』が完成。
2007年 『アリア』
2010年 『拳の小説~日本人アンナ』

(原作:川端康成)第22回東京国際映画祭ある視点部門出品。
また第11回全州国際映画祭招待。

【受賞歴】

  • ◆長編第一作 『美式天然』(05)
  • 第23回トリノ国際映画祭長編部門グランプリ、最優秀観客賞W受賞
トリノ国際映画祭

トリノ国際映画祭授賞式

  • ◆長編第二作 『アリア』(07)
  • フランスKINOTAYO映画祭最優秀観客賞受賞
  • ユーラシア国際映画祭(カザフスタン)中央アジア映画連盟最優秀作品選出
アリア授賞式1アリア授賞式2

『ハーメルン』は人種や年齢を問わず、各国で絶賛されてきた坪川拓史による長編第三作。
日本では長編が劇場未公開なため、知る人ぞ知る存在である。しかし、国内での無名ぶりとは裏腹に、世界の映画祭から絶賛されており2011年には欧州での特集上映が予定されているという、不思議な存在である。

第一作『美式天然』では失われた映画フィルムを。第二作目『アリア』では手放してしまったピアノをモチーフに、大切な何かを失った人々がゆっくりとその思いを取り戻していく様を描く。説明的なセリフに頼らない独自のスタイルと詩情あふれる映像美とで紡ぎ上げ、新作が期待されるアジアの若手監督の一人として各国から今後の活躍が注目されている。

また、自身が率いる音楽隊「くものすカルテット」ではアコーディオンと作曲を手掛ける。国内はもとより、欧州各地にも招かれ、好評を博している。

製作応援団結成

坪川拓史監督の企画趣旨に賛同し集まりました!!
美しい日本の原風景「奥会津」の映像と、経済効率優先の時代に取り残された過疎の村から、忘れてはならない「人と地域」の本質を発信し、この映画製作を成功させたく応援団を結成。

<映画「ハーメルン」製作応援団>

応援団 団長
馬場昭和村長
副団長兼奥会津支部長
遠藤 由美子
会津若松支部長
新城 希子
福島支部長
和合 アヤ子
事務局
舟木 幸一

映画「ハーメルン」製作にみなさんの「お力」をおかしください!!
詳しくは応援ページ

撮影レポート

11/6 - 喰丸小学校での撮影レポート
2011年11月1日(火)、「ハーメルン」(監督・坪川拓史)メインシーンの撮影が、福島県大沼郡昭和村をメインに福島県内で、いよいよ開始されました。今回のメインシーン撮影は約10日間の予定で、福島県内各地域の有志の皆さまによる「ハーメルン応援団」のご支援のもとに行われ、2012年の公開を予定しています。(取材・撮影/ふくラボ!編集部 ※一部写真提供(C)Hameln2011,2012 撮影/松木雄一)
NHK福島放送局に取材して頂きました。NHK福島放送局に取材して頂きました。
9/16 - NHK福島放送局さんに取材して頂きました。
映画「ハーメルン」の舞台になるということで、昭和村の旧喰丸小学校前で、坪川監督がNHK福島放送局の取材を受けました。取材の様子も写真に撮りましたので、どうぞご覧ください。
  • 番組:NHK福島放送局
    「はまなかあいづTODAY」
    「ぐるふく」コーナー
  • 放送日:9月17日(金)
  • 時間:18:10~
※放送日時は予定であり、変更になる場合がありますのでご了承ください。
お楽しみに!
平成22年9月1日付「毎日新聞掲載」
9/1 - 平成22年9月1日付 毎日新聞掲載記事紹介
平成22年9月1日付 毎日新聞「とうほく彩発見」で映画ハーメルンが紹介されました。
佐藤知事を訪問する坪川監督
8/23 - 坪川監督ら知事訪問
坪川拓史監督と、製作応援団長の馬場孝允村長らが23日、県庁を訪れ、佐藤雄平知事に撮影への協力をお願いしました。