有名な話ですが、あわまんじゅうというのは160年ほど昔、圓蔵寺が大火にあった際に二度と災難に「アワ」ぬようにという想いを込めて作られたもの。今でもそんな気持ちを込めて一つ一つ丁寧に作られているのがここ、小池菓子舗のあわまんじゅうなんです！

一口食べて驚くのは口当たり！驚くほどモチモチで、さらに「あわ」ならではのプチプチ感が楽しめるんです♪通常あわというとモサモサ感があってこんなに伸びも良くないはず・・・！尋ねてみると、この食感の秘密は、「水」にあるとのこと。一度蒸した後にたっぷりの水をかけて2度蒸しすることで小池屋さんの独特なおいしさができあがっているそうなんです。

中に包まれているのは自家製のこしあん。皮の個性が強いので、粒あんではなくこしあんで・・・というのがこれまたピッタリなんです☆そして全体的にいえるのは控えめな甘さ。「あわ」と「あんこ」という昔ながらの食材を使った素朴なお菓子でありながら、とっても味わいはとっても上品。長く愛されているというのも納得の一品です☆（取材：にょろ子）