『ふくしま旅ラボ会議~SEASON 3~』〈昭和村〉

福島県の魅力をPRする「HAPPYふくしま隊」のメンバーが、調査員として県内を駆け巡る!
個性豊かなメンバーとともに、福島県内各地の魅力をさらに深掘りしていきます。

今回は、華さん&剣さんと一緒に、昭和村の特産品を堪能する旅へ!(編集:なな丸)

  • 更新日:2023/09/20
  • 公開日:2023/10/16
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研究報告 in 昭和村

今回は奥会津・昭和村へ!

▶誰もが童心に返る!?交流・観光拠点施設 喰丸小(くいまるしょう)
▶からむし織を体験!道の駅からむし織の里 しょうわ
▶名物は“からむし”ラーメン!村の駅 味楽(みらく)

2023年9月10日(日)には、会津美里町から昭和村にまたがる国道401号線にて「博士峠バイパス」が開通!
会津若松市側からのアクセスが便利になりましたよ~!

今回の調査員はこの2人!

今回は華さん&剣さんコンビ!
思わず指したくなるほど、すごく元気に手を挙げている2人(笑)。誰もが童心を思い出すようなスポットも、昭和村にはありますよね・・・♪

▶「HAPPYふくしま隊」について詳しくチェック!

誰もが童心に返る!?
交流・観光拠点施設 喰丸小(くいまるしょう)

昭和村の観光スポットとして有名な、旧喰丸小学校!
少子化の影響で1980年に閉校となってから解体の危機もありましたが、2015年に存続させることが決定。
2017年6月から2018年3月の期間で改修工事が行われ、現在の観光・交流拠点としての喰丸小が誕生しました。

剣さん「閉校して以来幾度の取り壊しの危機を乗り越えて、今、昭和村の観光の中核・地元の人々の交流の中心として在り続ける事に感動致した!」

改修時、築80年だったという校舎は傷みが激しく、基礎や土台の入れ替えなどが行われたそう。
ですが「使えるものは使う」というコンセプトのもと、外壁、床板、扉など利用可能な木材はそのまま再利用されています。階段や廊下に貼ってあるスローガンなども、当時のもの!

建物2階にある再現教室には、当時の机やいすに加え、教科書なども当時使用されていた物が並んでいました!壁に貼ってある「五年のめあて」「六年のめあて」などの掲示物もそのまま。小学生時代の思い出がよみがえってくるのでは!?

剣さん「机や椅子、校内の掲示物なども極力残されたものをそのまま活用されておるとの事で、喰丸小に通った事が無くとも「小学校ってこうだった!」と、自分の思い出も重ねて懐かしい気持ちになるエモーショナルな場所。様々な写真・動画の撮影スポットとしても脚光を浴びているとお伺いし、村外・県外から多くの方が訪れている事を知り、嬉しく思った!」

再現教室ということで、剣先生のもと授業を受ける華さんの様子もパシャリ。3名以上で訪れた場合は、こんな寸劇をしながらの写真撮影もおすすめです(笑)。

建物1階の奥の教室では、土日を中心に「よいやれ屋」がオープン!村民がチャレンジショップとして出店し、自慢の一品を販売したりワークショップを開いたりしています。その日によってオープンしている内容は多種多様。
取材時は、からむし織などの着物をリメイクして洋服や帽子を作っている方が出店していました♪

また、2023年11月4日(土)・5日(日)には「手しごとマルシェ」というイベントが開催予定!村内はもちろん、村外からもグルメや手仕事に関する出店が並ぶそう。5日(日)には昭和レトロな車が校庭に並ぶ予定だとか!要チェックです!

▲紅葉時期のイチョウの木と喰丸小
(昭和村観光協会からお借りしました!)

また、何と言っても見逃せないのが、紅葉時期の喰丸小!
例年10月下旬から11月上旬頃、校庭に植えられた大きなイチョウの木が、鮮やかな黄色に色づきます。見事な紅葉は、ぜひ一度は直接見ていただきたい光景!

華さん「まるで昔にタイムスリップしたかのような、どこか懐かしいきもちになる校内。教室から眺める大イチョウも格別なので、黄金に染まる紅葉シーズンがとっても楽しみです!隣の新校舎は蕎麦カフェとのことで、そちらも今度立ち寄ってみた〜い!」

また、昭和村では現在、博士峠バイパスの開通記念として「観光宿泊割引キャンペーン」を実施中とのこと。お得な特典満載なキャンペーンは先着2,000泊限定とのことなので、気になる方はお早めに!
ぜひ紅葉時期にあわせて、昭和村を訪れてみてはいかがでしょうか~!

「観光宿泊割引キャンペーン」についてHPをチェック!

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交流・観光拠点施設 喰丸小
〒968-0212 福島県大沼郡昭和村喰丸宮前1374

【車をご利用の場合】
磐越自動車道「新鶴スマートIC」から・・・約50分

(電話番号)0241-57-2124
※昭和村役場産業建設課 観光交流係の電話番号です
(営業時間)9:00~17:00
(店休日)年末年始(12/29~1/3)
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「喰丸小」ホームページをチェック!

からむし織を体験!
道の駅からむし織の里 しょうわ

さて、次は昭和村のいいものに出会える道の駅にやってきました!
施設名にも入っている村の特産品「からむし」を使って、織物も体験できるんですよ~!さっそく入店!

▲道の駅敷地内にあるからむし畑

「からむし」はイラクサ科の多年草。昭和村には、このからむし畑が点在していて、今でも栽培が続けられています。からむしの茎から取り出した繊維を乾燥させて作る糸で布を織り、衣類や小物などにして使われてきました。
2017年には「奥会津昭和からむし織」が国の伝統的工芸品に指定されています。

そんな伝統のあるからむしの糸を使った織物体験が、道の駅で出来ちゃいます!
金・土・日・祝日のみ、所要時間20~30分程度でからむし織のコースターを作ることができます。3名までは当日受付もOK!
今回は剣さんと華さんも、講師の齋藤さんに教えていただきながら初チャレンジ!

からむしの糸を順番に通して、両足それぞれでレバーを踏みながら織っていきます。意外と、操作や工程はシンプルですね!

華さん「初めてのからむし織体験にドキドキわくわく。一見むずかしいかなと思いきや、齋藤さんが優しく丁寧に教えてくださったおかげであっという間に糸が布になってきました!」

剣さんは早くも慣れてきたご様子!

剣さん「からむし織を用いた品々はたくさん手に取って来たが、実際に“織る”のは初めての体験!カシャン…スイーッ…コンコン…と、静かな部屋に響く音がなんとも心地良く…コースターの大きさを超えても織り続けたくなってしまう!笑」

通した糸をまっすぐに整えるため、木の枠を手前にコンコンと打ち付けるのですが、この音は「残したい日本の音風景100選」にも選ばれているのだとか!
「子どもの頃によくこの音をお家で聞いていた!」と懐かしむ方もいらっしゃるそう。なんだか落ち着く優しい音です♪

黙々と作業を進めて・・・完成!
織り終わったコースターはスタッフの方による仕上げを経てから、受付時に記入する住所へ発送されます。お手元に届くのは、体験日から約1週間後。届くまでのお楽しみです♪

華さん「伝統的な機織りに触れることができる、貴重で楽しいひとときでした!」

剣さん「自らの手で、貴重な“からむし”を織る事ができる機会、訪れた折には是非体験して頂きたい!」

自分だけのオリジナルコースター、ぜひ作ってみてくださいね!

からむし織を教えてくれた齋藤さんは、2019年のからむし織体験生事業をきっかけに、宮城県から移住をしたのだそう。「からむしについてこの事業をきっかけに知りました。からむしで糸を作るところから手作業という、大変な手しごとです。それを暮らしの中に取り入れて生活をされていることにとても魅力を感じました」とお話してくれました!

店内奥には、村民手作りの、からむし織などの雑貨や小物が販売されています。作品との一期一会の出会いもぜひ楽しんでみて!

剣さん「からむし織の品々のほとんどが、“村民みなさまの手作り”。温かみを感じるのう・・・。からむし織の原料を作るための“苧引き板”や“苧引き具”が手に入るのもここならでは!」

さらに、からむしは食べることも出来ちゃうのです!現在道の駅では、からむしラーメンやからむしうどん、からむしようかんなどの商品を販売中。からむしの緑色が特徴です。ぜひこちらもお土産にいかがでしょうか!

また、昭和村ではからむしのほか、かすみ草の栽培も盛ん。道の駅の入り口には、かすみ草の生花がたくさん販売されていました!(かすみ草の販売は7月~10月)
カラフルに染色されていて、とってもきれいでしたよ~!

華さん「昭和村はなんといっても、かすみ草の夏秋期生産量が日本一!!村民の方手作りの作品も豊富で、かすみ草が使われた雑貨やアクセサリーに、私は訪れるたび釘付けになっています!笑
昭和村の美しいかすみ草をはじめ、お土産や贈りものにもぴったりな商品が手に入りますよ〜♡」

昭和村の魅力を知ることが出来る道の駅。ぜひお立ち寄りください!

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道の駅からむし織の里しょうわ
〒968-0215 福島県大沼郡昭和村大字佐倉字上ノ原1

【車をご利用の場合】
磐越自動車道「新鶴スマートIC」から・・・約50分

(電話番号)0241-58-1655
(営業時間)9:00~17:00
※からむし織体験の申し込み受付は9:00~16:00
(店休日)年末年始(12/29~1/3)
※からむし織体験は平日お休み(金・土・日・祝日のみ可能)
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ホームページをチェック!

名物は“からむし”ラーメン!
村の駅 味楽(みらく)

昭和村の観光スポットを満喫した後は、おいしいグルメをいただきましょう!
村の駅味楽は、村のお食事処兼商店。お腹を空かせたお客様のため、店主の栗城(くりき)さんが腕を振るっています。
今回はお店の看板メニューでもある「からむしラーメン」を実食させていただきました!なんでも、最近は観光客の方の注文も増えているのだそう。

▲「からむしラーメン」850円(税込)

こちらが噂の一品!透き通る透明なスープは、承認店でしか扱えない“会津山塩”を使用。輪切りレモンもトッピングされ、見た目からさわやかさが漂います。
そして透明なスープから覗く緑色のからむし麺!
「茹ですぎるとコシがなくなるから、普通の麺より少し難しいんだ」と、栗城さん談。気になるお味はいかに・・・!?

初めてからむしを食べるというお2人。期待を胸に、いただきま~す!

華さん「緑色でつるっとした食感のからむし麺が、レモンと会津山塩のきいたあっさりスープに絡む至福の一杯!県外からこの味を求めてお客様がいらっしゃるのも納得のおいしさです…!」

もくもくと食べ進めていた剣さん。スープまできれいに完食しました!

剣さん「からむしが練り込まれた緑色の麺が、会津山塩のスープに映える!先ほどまで布を紡いでいたからむし、今度は食して楽しめるとは不思議な気持ちであるが、特にクセを感じる事なく、爽やかな風味に胃も心も癒される…!会津山塩とレモンのさっぱりスープが美味すぎて手を止める事が出来ず…完食どころか完飲!美味い!」

さらに!道の駅でも販売されていた「からむしようかん」「芋ようかん」は、なんと栗城さんが作っていた商品だと判明!こちらも試食させていただきました。

華さん「からむしの葉が練り込んであり、まるで抹茶のような風味としっとり食感。紅茶やミルクをお供にいただきたい和スイーツ!芋ようかんも、まるでお芋そのものを食べているかのような味わい。からむんが描かれたパッケージもめんこい♡」

剣さん「食後に頂くと口の中がさっぱりとして良い!清涼感と甘味が見事に融合しておるな。クセの少ない風味に隠された、食物繊維やカルシウムといった栄養素!ううむ…昭和村の“からむしグルメ”…あなどれない!」

栗城さんは、昭和村生まれ昭和村育ち!村の自然の風景がとても好きなんだとか。
お店については「やっぱり接客と料理が大切!自分がおいしいと思うものを丁寧に作り、休みの日はいろんな場所やお店に出掛けて刺激をもらって、自分のお店に生かしているんだ」と教えてくれましたよ。

また、ランチタイムを過ぎた14時頃以降、栗城さんは手が空くとお客様と世間話などをされるのだとか。この時間帯を狙って訪れれば、おいしいラーメンを食べながら、栗城さんに昭和村の良いところを聞ける・・・かも!?
ぜひ昭和村のランチは味楽でお楽しみください♪

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村の駅 味楽(みらく)
〒968-0103 福島県大沼郡昭和村下中津川住吉396-1
【車をご利用の場合】
磐越自動車道「新鶴スマートIC」から・・・約53分

(電話番号)0241-57-2006
(営業時間)11:00~16:00
※冬季は天候によってお休みや早めに閉店する場合があります
(店休日)木曜日
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基本情報ページをチェック!

調査の感想

奥会津・昭和村の旅、いかがでしたか?

華さん「“からむし織とかすみ草の里”、昭和村。今回は見て・食べて・体験して、貴重なからむしを堪能できました!昭和村の豊かな大自然が生み出す魅力のひとつひとつに感動!伝統を守り、未来へ繋ぐため励まれている地域の方々との出会いがうれしかったです♪みなさんもぜひ秋の昭和村へよいやれや〜♡」

ちなみに「よいやれや」は昭和村の言葉で「お寄りください」という意味です♪

剣さん「此度、昭和村各所を訪れて体感した事は「伝統・歴史あるモノ・コトを受け継ぐだけではなく、新たな視点で発展させておられる」と言う事。昭和村へ向かう折に使われる国道401号線・博士峠には“博士トンネル”も開通し、アクセスも幾分楽になったぞ。令和に息づく昭和村、是非多くの方に体感して頂きたい!」

博士峠バイパスでアクセスしやすくなり、さらに観光宿泊キャンペーンも実施中のこの機会。ぜひ昭和村を訪れてみてくださいね~★

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