中野屋食堂

MIHO KOBAYASHI

小林美保｜1977年7月｜A型｜三島町｜看板娘

中野屋食堂

私の住んでいる三島町は町中のみんなが家族みたいなところ。昔はそれがイヤで進学も就職も東京に決めたんです。でも、東京って人はたくさんいるのに、ほんの一部の人としか仲良くなれない。三島とは正反対なんです。それでホームシックになっちゃって（笑）。しばらく東京と三島をいったり来たりの生活をしてたんですが、本格的にこっちに戻ったきっかけは父が亡くなったことですね。

「東京に行きたくないの？」ってよく聞かれるんですけど、今は母と一緒にがんばってお店をやっていきたいっていう気持ちが強いかな。おそばを新しいメニューに加えるために、そば打ちを一から習ったり、新しいチャレンジをするのも楽しいんです。

それに外に出たからこそ、三島町のよさが分かったっていうのもありますね。こっちは自然も多いし、人と人とのつながりも濃い。それに惹かれて都会から引っ越してくる人もいるんですよ。あとは温泉！三島は温泉処でもあるので、私も毎日通ってるんです。美肌効果もありますし、そこに行ってもやっぱり知り合いには会いますよね。そういうところもいいんです（笑）