元祖輪箱飯 割烹・会津料理 田季野
元祖輪箱飯 割烹・会津料理 田季野
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社長メシ
合名会社 関漆器店 社長 関 盛夫
福島の美味しいものは、福島の社長に聞け!ということで、月に一回、福島県で活躍中の社長にお気に入りのメニューと、仕事観について根掘り葉掘り伺う「社長メシ。」。第8回目は、会津塗りを中心とした漆器販売を行う、合名会社関漆器店の社長兼代表社員、関盛夫さんにご登場いただきます。
シャレを交えながら豊富な経験をお話くださった社長のお気に入りのお店や、仕事に対する姿勢などを、時間が許す限り伺って参りました!
社長のおきにいりやりたいことが沢山ある、大変だけど幸せ者です。
「五種輪箱(わっぱ)」っていうメニューがあるんですよ。田季野に来るといつもこれ。美味しいのはもちろん、わっぱに入ってる雰囲気っていうのがやっぱり違う。
わっぱ飯以外にも、にしんの山椒漬やこづゆなど、ここに来れば会津の郷土料理がたいてい食べられるし、歴史ある建物もいいよね。それに小物など細部まで「会津らしさ」がありますから。だから接待なんかもここです。あっ、この漆器のスプーンはうちの商品ですね(笑)。
僕は会津で生まれ育って、今も会津にいる。例えば白虎隊の話になると熱くなって燃えてくるし、やっぱり会津魂というのがあるんですよ。だから「会津の漆器」っていう伝統があるからには本当にこれは残していきたい、という熱い想いがあるんです。
漆器はお抱え職人が保護されながら培われてきたもの。でも今は時代に合った売れるものを作らなくてはいけなくなりました。その中で「重箱やお椀の次は何を塗ればいいの?」となると、そんなに新しい物が出てくるわけじゃないから、そこが思案のしどころです。
例えばうちが最近始めた「裏干支」を取り入れた漆器。自分の干支の正反対の位置にあるのを裏干支と言うんですが、それに関連した物を持つと幸せを呼ぶと言われているんです。その言い伝えを知って、早速箸やお椀・アクセサリーに取り入れました。干支にちなんだ性格診断も合わせてね。おみくじとかと一緒で日本人の心をくすぐるでしょう?
重箱やお椀のように、変わらないない部分はそれでいい。新しいアイデアを取り入れて、挑戦することが大切だと思うんです。まさに不易流行なのですね。
日常生活から様々なヒントを得て、家内に「このアイデアは当たるぞ!」って言うんです。「今度こそはネッ・・・」って呆れられるんだけど、そのうちのいくつかはヒット商品になっているものもあるしね。「まだまだ実現したいことがいっぱいで困ったなぁ」って言うと「幸せな人だね」なんて言われますよ(笑)。
元祖輪箱飯 割烹・会津料理 田季野 (会津若松市/郷土料理)
五種輪箱飯
…1840円
田季野の数あるメニューの中でも人気が高いというこちらは、ツヤツヤのご飯の上に、シャケ・ぜんまい・カニ・きのこ・玉子と5種類の具材が乗ったもの。風情あるわっぱをパカッと開くと広がる香りがたまらない逸品です!
セットのお味噌汁と、季節の素材を使用したおひたし・サラダをいただけば男性のお腹も大満足なボリュームです。
社長のおしごと新しいアイデアが会津の伝統を守る
私はずっと物づくりに携わる問屋になろうという思いがあったので、20年くらい前から蒔絵のデザイン室を設けているんです。一般的な問屋はデザインから塗りまで外注する事が多いので、会津ではユニークな会社だと思いますよ。
当社ではお得意様にオリジナルの蒔絵入り年賀状を出しているんですが、貰った人から逆に「売って欲しい」といわれることが多くて、今ではうちの人気商品になっています。年賀状の件もそうですが、社内にデザインする機能を持っていると、色々と新しいことに挑戦しやすくなるんです。他にも蒔絵入りの割り箸など珍しい商品を作ってきました。結局アイデアを出して様々なことをしていくことが、会津の伝統を守ることにもつながっていくと思います。
社長を知る
名前:関 盛夫 Morio Seki
出身:会津若松市
生年月日:昭和17年3月7日
干支:午
血液型:B型
社長の一問一答
■ 好きな有名人:三船敏郎。ガンガン行くような感じが好きですね。
■ 愛車: トヨタのクラウン
■ 今日着ている服:服は全て家内が見立ててきたもの。靴下に至るまで自分で選んだものはないです。
■ 休日の過ごし方: 小売のお店も出しているので、土日は接客する時もあります。お店に居るといろんな人との出会いが増えて楽しいですね!それ以外は旅行が好きです。
■ 奥さんと出会った場所:大学時代のサークルの後輩。
■ 影響をうけた本:一冊あげるとすると・・・ないな(笑)色々なものを読んで、いいフレーズは全部手帳に書き記しているので、それを時々見返しています。どの様な本でも琴線に触れる所があるものです。
■ お気に入りの福島土産:会津の地酒
■小さいころの将来の夢:自分は親父の跡を継いで漆器をやるんだっていう意識はありましたね。逃げたかった部分もありますけど。
■ 座右の銘:「なんとかなる」の一言ですね。何か一つ目的を持って「塞翁が馬」に跨っていればいいと思うんです。寄り道したって構わない。まずややることが一番ですね。
社長の生きざま
[幼少期]戦後間もない時代に、通っていた幼稚園がミッション系だったんです。クリスマスになるとワッフルが食べられるのが最高の楽しみだった(笑)とにかく虫取り・魚取りに明け暮れた時代でした。
[学生時代〕高3の夏は自転車で東北を一周。色々な家に泊めてもらったりしながら・・・今のご時勢じゃ考えられないよね。その後東京の大学に進学し、たまに遊びに来る親父の後姿を見て「年とったなぁ」と感じ、跡を継ぐことを決めました。
[新入社員時代]家業を継ぐことを決めてから東京の漆器問屋で修行を3年間。その経験が会津に帰ってからのデパート開拓につながりました。
[転換期]30年前に仙台に営業所を持ったこと。昔は会津から青森に荷物が到着するのに3日もかかったんです。それでは仙台の問屋に負けてしまう。だったらうちも仙台に営業所を出そうと。おかげ様で百貨店からも信用されるようになったと思います。
[現在]今は新しいものがどんどん出てくる時代。思いついたことはまずやってみないと。躊躇したりグズグズやってるうちに間に合わなくなっちゃう。だから「俺が行け」って気持ちで動いてますね。
若いサラリーマンにひとこと
何かにぶつかった時、決して他人のせいにしない!
今の仕事が仕方なく選んだものかもしれないし、勤めてみて「自分に向いてない」って感じることもあると思う。でも、そう思いながらも働いていれば、案外自分に向いていると気づく日が来るかもしれない。そう思って物事に取り掛かってほしい。いつまでも自分探しをしているわけにはいかないからね。
原因を全て相手に見つけてしまうと進歩は何もない。まず当たってみて、問題をどうクリアするかが仕事だと思えれば成功だと思う。「自分を受け入れてくれない」ではなくて、受け入れられる努力が必要ですね。
■社長の会社
名前:合名会社 関漆器店
住所:本社/会津若松市中央一丁目4-12
従業員数:12名
事業内容:会津塗りを中心とした様々な漆器製品の取り扱い・百貨店、各地区の主要卸問屋及び専門店への販売。
We Love ふくしま!
会津であれば「観光」や「医療」。福島の各地域には様々な特色がありますよね。今後はその地域の色により特化していくことが重要だと思います。
例えば姫路市は、姫路城にふさわしい街並みを作るために、場所によっては建物の色や高さを定めている。これは短期的な取り組みではなく、市長が変わってもずっと実施されていくことなんです。会津若松市に必要なのは、こういう長期的なビジョンを持って、みんなが将来の在りかたを考えること。
長期的に見て「鶴ヶ城の城壁を全て再現する!」とか「家を直したり建てる時はどこかに漆喰を使う」みたいなことをしていくと、統一感のある歴史の街になると思うんだよね。そういう街づくりをしていくと、50年後・100年後にもっと素晴らしい街になって、もっと人が一杯来るんじゃないかな。
プレゼント
■ 期間:2010年4月22日~2010年5月21日まで
■プレゼント:「5種輪箱」
■当選者数:1名様
※プレゼントの募集は終了いたしました。
おすすめのクチコミ (31 件)
- このお店・スポットの推薦者
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108 さん (男性/郡山市/30代/Lv.4) (投稿:2009/04/09 掲載:2009/06/22)
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ぺ。 さん (女性/福島市/20代/Lv.25)
いつも混んでる大人気店。開店より少し早めに行ったら入れました。出来立てホカホカのわっぱ飯をいただきました。こづゆもメニューにあり、会津郷土料理を堪能でき満足です。 (投稿:2013/10/20 掲載:2013/10/23)
このクチコミに現在:0人 -
YUNO さん (女性/会津若松市/40代/Lv.38)
輪箱飯と言えばこちらのお店という位、会津では有名です。お祝い事の時に何度か利用させて頂きました。趣のある古民家の造りで、落ち着きます。観光客の方には是非行ってみてほしいお店です。 (投稿:2013/06/30 掲載:2013/07/01)
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カフン さん (男性/郡山市/20代/Lv.2)
嫁と両親の4人でお邪魔しました。店内に入るとまるでジ○リに出てきそうなくらい立派な会津の古民家にびっくり。イクラもカニ食べたかったのでよくばりわっぱめしを注文しましたが、山菜がとてもおいしかった!味良し、雰囲気良しです!値段も良心的だと思います。道がわかりづらいですが、電柱の看板を目印に。 (投稿:2011/10/05 掲載:2011/10/06)
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ぴよ子 さん (女性/福島市/20代/Lv.20)
会津の郷土料理が食べれるお店。メインはなんといっても「わっぱ飯」ですね。ふたを開けた瞬間に広がる煙に包まれた香り。食欲倍増です!県外の友人に紹介すると大満足して帰ってくれます。 (投稿:2011/02/07 掲載:2011/02/08)
「社長の晩餐」のクチコミ
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えもん さん (女性/郡山市/30代/Lv.14)
栃木に住む友達とお邪魔しました。お昼前でも駐車場はいっぱい!でも店員さんがテキパキしていたのですぐに席に着けました。階段を登って吹き抜けから一階が見えるソファー席☆古民家で洋風…とてもオシャレです。わっぱ飯はもちろん時間がかかりますが、とっても美味しいです!おまけの小さな天ぷらまんじゅうも嬉しかったです(*^_^*) (投稿:2011/01/01 掲載:2011/01/05)
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rise さん (女性/いわき市/20代/Lv.13)
お店は、昔ながらの家の作りで、観光客が次々と来店していました。 わっぱ飯は、2,000円前後で少し高めですが、わっぱで炊いたふっくらしたご飯が絶品で、払ってでも食べる価値ありです!! 郷土料理のコヅユも美味しかったです。 (投稿:2010/06/13 掲載:2010/06/14)
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ハッシー さん (男性/郡山市/20代/Lv.5)
このお店で、初めてわっぱ飯を食べました。店内は古民家のような作りで観光客が沢山いたように思います。定食はどれも2,000円前後なので少し高い感じがしますが、わっぱ飯は本当に美味しかったです。量が少ない感じに見えましたが、食べてみると結構お腹がいっぱいになります。 (投稿:2010/05/12 掲載:2010/05/12)
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ゴールドン さん (男性/郡山市/30代/Lv.8)
友人にお持ち帰りできるお土産のわっぱ飯を頂きました。会津若松から郡山まで1時間以上の時間が経っているにも関わらず、中身は熱々。わっぱ風の容器の下に保温剤(?)のようなものが入っていて、温かいご飯を楽しめるのです!これぞ会津の「おもてなしの心」ですね。味も勿論のこと感動してしまいました。 (投稿:2010/04/15 掲載:2010/04/15)
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ちい さん (女性/福島市/30代)
友人の結婚披露宴をここでしました。わっぱめしは有名でおもてなしには最高です。雰囲気も落ち着いていて安らげる所です。 (投稿:2010/02/14 掲載:2010/02/14)
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ポカポカ さん (女性/郡山市/30代/Lv.12)
会津若松市内に遊びに行くと、立ち寄るお店です。店は重厚感のある造りで、雰囲気があって好きです。旦那は、鮭わっぱが大好き。わっぱで炊いたふっくらしたご飯が絶品です。コヅユという郷土料理も具だくさんでオススメ (投稿:2009/10/27 掲載:2009/10/27)
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