「こだわらない」が、唯一無二…

ニシカワヤ

西川屋

0248-44-5421

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人気の名店、隠れた名店の主人が、自ら至極の一杯を喰う！そしてなぜかふくラボ！も喰う！！

「こだわらない」が、唯一無二な一杯を生む！/西川屋（矢吹町）

西川屋（矢吹町）

白タンメン（760円）

【麺】太ちぢれ麺。白タンメンはこの麺ありきで生まれたという自信の特注麺。うどんを思わせるコシの強さが特徴的。
【スープ】鶏ガラ、豚ガラ、昆布、煮干しを中心としたスープ。ベーシックながらマイルドで優しい甘味が漂う。仕上げは塩・ゴマ油・ニンニクを効かせ、更に秘密の“あるモノ”で白さを演出しているそうなのだが…
【白さ】何を使用しているかは、ご主人と娘さんしか知らない。
【その他の具材】ニラ、ニンジン、キャベツ、モヤシ、玉ねぎ、豚肉。しっかりと火が通っているのにシャキシャキとした食感も楽しめる。

店主、自ら味わう。

このメニューが誕生したのは、開業と同時の今から20年前。私は、和食修業から始まってドライブイン経営など様々なことをしてきたんだけど、ちょっと疲れてしまった時期があって。「自分と家族だけでできるお店をやりたい」と思ったのがラーメン店を始めたきっかけ。2か月修業をしたあとはほぼ独学でラーメンを作ってきました。

独学がよかったのかな。白いタンメンは、ラーメンはこういうものなんだ！っていう感覚がないからこそできたのかもしれません。このメニューは、娘が思いついた「○○を入れてみたら？」という何気ない一言を試してみたのがきっかけ。○○の部分は企業秘密なんだけどね（笑）。どこの家にもある一般的な調味料だけど、今までラーメンに入れているお店は見たことがない。先入観がないからこそできたことなのかな？ってね。

おかげさまで白いタンメンは、わざわざ遠くからも食べにきてくれる人がいる看板商品。これからもいい意味でこだわりなく柔軟でいたいし、いいものがあれば取り入れて、より一層おいしいものを作っていきたいね。

ふくラボ！も味わう。

運ばれてきたどんぶりの中は白い、とにかく白い！その優しい色味に誘われるように、まずはスープをひとくち。口に広がるのは塩気と不思議な甘味。この甘味に若干のミルキーさを感じた私は店主に尋ねる。この白さの秘密は豆乳かそれとも牛乳か？と。答えはNOである。

箸を差し込んだ途端にもうもうと立ち上る湯気。現れたのは太めの縮れ麺。もちもちとした力強い弾力でスープがしっかりと絡む。小麦とスープの織り成すハーモニーがたまらない！

アクセントになるのは、トッピングの野菜たち。しっかりと火が通っているのにシャキシャキとした食感は長年の技術がなせる技。20年以上の歴史を思い胸が熱くなる一瞬だ。

食べ進めるうちにより味の角がなくなってくる。ここで再度尋ねる。秘密の調味料はマーガリンか？と。答えはNOである。

白さの理由は門外不出。食べ進めるほどに気になるうまさの秘密。編集部には解き明かすことができなかったので、これを読んでいる君にバトンを託そうと思う。

ちなみにマヨネーズもNOである。
（取材：）

その他の自慢のメニュー

赤い味噌ラーメン（760円）

日本産と韓国産の辛子を配合した、辛子味噌ラーメン。

ラーメン（560円）

細麺を使用したしょうゆラーメン。和食の経歴を生かし、丁寧に作られたスープはスタンダードながら奥深い。

西川屋

人気の名店、隠れた名店の主人が、自ら至極の一杯を喰う！そしてなぜかふくラボ！も喰う！！

「こだわらない」が、唯一無二な一杯を生む！/西川屋（矢吹町）

白タンメン（760円）

店主、自ら味わう。

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